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東温市で年間収集される、燃やすごみの量は、約5,000トンあり、全てのごみの重さの約7割を占めております。燃やすごみを減量することは、焼却施設から発生する二酸化炭素を削減でき、地球環境の負荷を軽減できます。もちろん、ごみ処理にかかる燃料費を節約することにもつながります。
燃やすごみは、ごみの中でも一番身近なごみであり、その中でも毎日家庭から出る食品ごみは、燃やすごみを減量化するための大きなポイントとなります。
食品ごみは、燃やすごみの中に多く含まれており、その中には、消費期限切れ、賞味期限切れなどの理由でそのまま捨ててしまう、いわゆる「もったいないごみ」があります。
「もったいないごみ」を減らすため、手軽に始められる食品ごみ減量の事例を紹介します。
まだ食べられるのに捨ててしまっている、家庭から出る「もったいないごみ」は、年間で約200から400万トンあるということをご存知ですか??この数字を1人1日当たりに換算すると、43から86グラムです。
参考までに、Mサイズの卵1個が約60グラムです。
この数字を東温市の家庭から出るごみに換算すると、1日に約2トンもの「もったいないごみ」が捨てられていることになります。
東温市民対象のアンケート調査において、90%を超える人が、食品ごみを捨てることに関して、「もったいない」と感じています。
意識はしていても、「もったいないごみ」を減らすことは難しいと言えそうです。
「もったいないごみ」を出してしまう理由は、様々ありますが、大きくまとめると次のようなことが原因となっているようです。
日本では、多くの食料を輸入していますが、それにもかかわらず、上のような理由から大量の食料を捨てています。食べ物はできる限り、無駄なく食べることが大切と言えます。
上の写真は大根の皮だけですが、なかなか美味しいですよ(^・^)
白ごはんにもよくあいます。
レシピは次のとおりです。
野菜スープやシチュー、カレー、煮物などに茎を入れると、
やわらかくなり美味しいですよ。
硬い茎ですが・・・煮込めばスープにあいますよ!
レシピは次のとおりです。
みかんの皮は、なかなかの優れものです。消臭剤や洗剤にもなりますが、今回は、ジャムの作り方をご紹介します。
みかんと皮みかんの皮からジャムの出来上がり
作り方は簡単です。みかん(果肉)200グラム、皮50グラム、白砂糖100グラムをお鍋で煮るだけです。
焦がさないように混ぜながら煮て下さい。とろみが出てきたら出来上がりです。
かぼちゃのワタは甘くて、捨ててしまうのには惜しい食材です。簡単にあまーいスープが出来ますので、お試し下さい。
かぼちゃのわた、玉ねぎかぼちゃのワタの簡単スープ、じゃがいもをみじん切り
レシピは次のとおりです。
安売りをしていて、つい買い過ぎることありませんか?例えば、しょう油やだし、ドレッシングなどの買い込み。買い込んで、棚の奥にしまいこんでいると、また同じ物を購入してしまうことも・・・。
安売りでも、購入する物は必要分だけにしましょう。
また、必要以上の量を買うことのないように、ばら売りやカットされた野菜などを購入するのもいいと思います。冷蔵庫への詰め過ぎは、電気の無駄にもつながってしまいます。
買い物をする際、あらかじめ購入する物をメモしておけば、なお、不要な買い物が減り、期限切れなどの理由で捨ててしまう、食品ごみを減らすことができます。
このような食品を捨ててしまうことは、お金を捨てているのと同じです。買い過ぎを解消できれば、キッチンの整頓やお金の節約もできますよ!
食べ残しはもったいないとはわかっていても、どうしても出てしまう食べ残し。もったいないを意識し、「食べ残しゼロ」を目指してみませんか??
作り過ぎないことが大事です。保存ができるものは多めに作り、そうでないものは食べきれる量を作りましょう。
余ったものは冷凍保存やアレンジ料理を考えてみるといいです。
子どもはなかなか食べきれないことが多いですが、ワンプレート料理にしてみると、喜んで食べることも。
食べもののムダをなくそうプロジェクトと題して、もったいない食品ごみ減量のヒントが沢山掲載されております。
次のファイルを開いてみてください!
消費者庁のホームページ<外部リンク>
東温市の家庭から出た燃やすごみを分析すると、水分が約50%含まれております。
燃やすごみの中でも、一番水分を多く含んでいるのが、食品ごみです。
野菜や果物はほとんどが水分です。
水分が多く含まれたごみは、燃えにくく、燃やすために多くの燃料を使うことになります。
よって、ごみの焼却に皆さんの税金を多く使うことになります。食品ごみの減量は、東温市のお財布事情から考えても大事なことです。
野菜 | 割合(%) |
果物 |
割合(%) |
---|---|---|---|
キュウリ | 95.4% | いちご | 89% |
レタス | 94.5% | りんご | 84.9% |
キャベツ | 93.4% | さくらんぼ | 83.1% |
食品成分データベース(文部科学省HPより一部抜粋)
水分の少ない玉ねぎの皮や野菜くずをシンク内の三角コーナーに入れると、水分を多く含むことになります。水分を含んだまま捨ててしまうと、ごみが重たくなるのはもちろんのこと、臭いも発生し衛生的にもよくありません。そこで、調理中は、下のような箱を用意して調理で出た野菜くず等をまとめておくと、捨てる際に水分を少ない状態にすることができます。
広告で簡単に作れます。切った野菜くずなどをこの箱に入れると
余計な水分を含まずにすみます。
このティーパックを絞ると、かなりの水分が・・・。
水気を絞ったら、乾かして捨てます。ティーパックだけでなく、三角コーナーに入った生ごみも出来るだけ絞るといいですね。
食品ごみを減量することは、地球環境にもお財布にも優しくいいことづくめです。食品ごみを減らす4つのポイントは次のとおりです。
もったいないごみを捨てることは、お金を捨てているようなものです。できることから始めてみませんか?
東温市では、「食品ごみの減量」を目指したく、皆さんからアイデアや取組んでいることを募集しています。
どんな小さなことでも構いませんので、メールやファックス、窓口にて教えて下さい。
募集いただいたものは、ホームページなどで公開し、市民の方にお知らせしていきたいと考えています。
生活する上で必ず出てくる「食品ごみ」について皆さんで考えてみませんか?
皆さんからのアイデアをお待ちしております。
東温市役所環境保全課
Tel:089−964−4415
Fax:089−964−4447
メール:kankyohozen@city.toon.ehime.jp