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もったいないごみを減らそう!

更新日:2020年5月22日更新

「もったいないごみ」を減らそう!食品ごみ減量

 東温市で年間収集される、燃やすごみの量は、約5,000トンあり、全てのごみの重さの約7割を占めております。燃やすごみを減量することは、焼却施設から発生する二酸化炭素を削減でき、地球環境の負荷を軽減できます。もちろん、ごみ処理にかかる燃料費を節約することにもつながります。
 燃やすごみは、ごみの中でも一番身近なごみであり、その中でも毎日家庭から出る食品ごみは、燃やすごみを減量化するための大きなポイントとなります。
 食品ごみは、燃やすごみの中に多く含まれており、その中には、消費期限切れ、賞味期限切れなどの理由でそのまま捨ててしまう、いわゆる「もったいないごみ」があります。
 「もったいないごみ」を減らすため、手軽に始められる食品ごみ減量の事例を紹介します。

食品ごみは、どれくらい捨てられている?

 まだ食べられるのに捨ててしまっている、家庭から出る「もったいないごみ」は、年間で約200から400万トンあるということをご存知ですか??この数字を1人1日当たりに換算すると、43から86グラムです。
 参考までに、Mサイズの卵1個が約60グラムです。
 Mサイズの卵
 この数字を東温市の家庭から出るごみに換算すると、1日に約2トンもの「もったいないごみ」が捨てられていることになります。
 東温市民対象のアンケート調査において、90%を超える人が、食品ごみを捨てることに関して、「もったいない」と感じています。
 意識はしていても、「もったいないごみ」を減らすことは難しいと言えそうです。

どうして捨てられる??もったいない食品ごみ

 「もったいないごみ」を出してしまう理由は、様々ありますが、大きくまとめると次のようなことが原因となっているようです。

  1. 食品の鮮度低下、腐敗及びカビの発生
  2. 食品の消費期限・賞味期限が過ぎたため
  3. 色やにおいなどで食品の安全性に不安を感じたため
  4. 食品が中途半端に余ったため

日本では、多くの食料を輸入していますが、それにもかかわらず、上のような理由から大量の食料を捨てています。食べ物はできる限り、無駄なく食べることが大切と言えます。

食品ごみを減らす事例を紹介します。

1.思わず捨ててしまいそうな食材を使ったエコ料理を紹介します。

大根の皮を使ってきんぴら料理

きんぴら
上の写真は大根の皮だけですが、なかなか美味しいですよ(^・^)
白ごはんにもよくあいます。

レシピは次のとおりです。

  1. 大根の皮を千切りにします。(人参もあれば千切りに)
  2. フライパンにごま油を熱し、炒めます。
  3. 油がまわったら、砂糖小さじ1、酒としょう油を大さじ1入れて味付けします。
  4. ごまを適量ふって出来上がりです。

ブロッコリーの茎を使った料理

 野菜スープやシチュー、カレー、煮物などに茎を入れると、
 やわらかくなり美味しいですよ。

野菜の茎野菜のスープ
 硬い茎ですが・・・煮込めばスープにあいますよ!

 レシピは次のとおりです。

  1. ブロッコリーの茎を薄く切ります。(茎が硬い時は、表面の皮の部分を厚めに剥きます。)
  2. ベーコン、玉ねぎを薄く切り、人参を千切りにします。
  3. お鍋にカップ2杯分の水とコンソメを入れて、沸騰後、ベーコン、玉ねぎ、人参、ブロッコリーの茎を入れ、中弱火で煮ます。
  4. 塩コショウで味を整えれば出来上がりです。

みかんの皮からジャム

みかんの皮は、なかなかの優れものです。消臭剤や洗剤にもなりますが、今回は、ジャムの作り方をご紹介します。
みかんジャム
 みかんと皮みかんの皮からジャムの出来上がり

 作り方は簡単です。みかん(果肉)200グラム、皮50グラム、白砂糖100グラムをお鍋で煮るだけです。
 焦がさないように混ぜながら煮て下さい。とろみが出てきたら出来上がりです。

かぼちゃのワタの簡単スープ

 かぼちゃのワタは甘くて、捨ててしまうのには惜しい食材です。簡単にあまーいスープが出来ますので、お試し下さい。

かぼちゃのわたスープ
 かぼちゃのわた、玉ねぎかぼちゃのワタの簡単スープ、じゃがいもをみじん切り

 レシピは次のとおりです。

  1. かぼちゃのワタ(2分の1個)、玉ねぎ(小で4分の1個程度)、じゃがいも(小で2分の1個程度)をみじん切りします。
  2. お鍋にバターを入れ、玉ねぎとじゃがいもを炒める。
  3. 水(250CC)とコンソメを入れてひと煮立ちします。
  4. 沸騰後、かぼちゃのワタを入れ、アクが出たら取り除きます。
  5. 牛乳(250CC)を入れ、沸騰間際で火を止めます。
  6. 塩とこしょうで味を整えたら出来上がりです。

2.期限切れ食品を出さないようにする工夫を紹介します。

買い過ぎないように

 安売りをしていて、つい買い過ぎることありませんか?例えば、しょう油やだし、ドレッシングなどの買い込み。買い込んで、棚の奥にしまいこんでいると、また同じ物を購入してしまうことも・・・。

 安売りでも、購入する物は必要分だけにしましょう。調味料マヨネーズ
 また、必要以上の量を買うことのないように、ばら売りやカットされた野菜などを購入するのもいいと思います。冷蔵庫への詰め過ぎは、電気の無駄にもつながってしまいます。
 買い物をする際、あらかじめ購入する物をメモしておけば、なお、不要な買い物が減り、期限切れなどの理由で捨ててしまう、食品ごみを減らすことができます。
 このような食品を捨ててしまうことは、お金を捨てているのと同じです。買い過ぎを解消できれば、キッチンの整頓やお金の節約もできますよ!

保存方法を一工夫しよう!

お肉の冷凍保存のポイント
  1. 小分けにして冷凍します。(一度に使える分だけ出せるようにします。)
  2. 生肉を冷凍する場合、塩コショウをします。(臭みがとれます。)
  3. 下味を付けて冷凍します。(調理時間の短縮になります。)
野菜の保存のポイント
  1. 野菜を切った後は、ラップをかけて、ポリ袋に入れます。
    乾燥に弱い野菜は、切っていなくても、ラップとポリ袋保存が最適です。
  2. 新聞紙に包むと、保温・保湿効果がありますので有効です。
    おすすめの野菜の一例:さつまいも、白菜、ねぎなど 湿らせた新聞紙に包むのがおすすめの野菜の一例:ほうれん草、小松菜など
  3. 葉野菜は、できれば立てた状態で保存します。

3.食べ残さないようにしましょう!

食べ残しはもったいないとはわかっていても、どうしても出てしまう食べ残し。もったいないを意識し、「食べ残しゼロ」を目指してみませんか??

ちゃわんの画像1作り過ぎないことが大事です。保存ができるものは多めに作り、そうでないものは食べきれる量を作りましょう。
ちゃわんの画像2余ったものは冷凍保存やアレンジ料理を考えてみるといいです。
ちゃわんの画像3子どもはなかなか食べきれないことが多いですが、ワンプレート料理にしてみると、喜んで食べることも。

4.消費者庁のホームページを見てみよう!

食べもののムダをなくそうプロジェクトと題して、もったいない食品ごみ減量のヒントが沢山掲載されております。
次のファイルを開いてみてください!

消費者庁のホームページ<外部リンク>

燃やすごみにはどれ位水分が含まれている??

 東温市の家庭から出た燃やすごみを分析すると、水分が約50%含まれております。
 燃やすごみの中でも、一番水分を多く含んでいるのが、食品ごみです。
 野菜や果物はほとんどが水分です。
 水分が多く含まれたごみは、燃えにくく、燃やすために多くの燃料を使うことになります。
 よって、ごみの焼却に皆さんの税金を多く使うことになります。食品ごみの減量は、東温市のお財布事情から考えても大事なことです。

野菜・果物には水分が多く含まれています。

野菜別水分割合表
野菜 割合(%)

果物

割合(%)
キュウリ 95.4 いちご 89
レタス 94.5 りんご 84.9
キャベツ 93.4 さくらんぼ 83.1

食品成分データベース(文部科学省HPより一部抜粋)

食品ごみの水分を減らす方法を紹介します。

水分の少ない野菜くずなどは濡らさないようにします。

 水分の少ない玉ねぎの皮や野菜くずをシンク内の三角コーナーに入れると、水分を多く含むことになります。水分を含んだまま捨ててしまうと、ごみが重たくなるのはもちろんのこと、臭いも発生し衛生的にもよくありません。そこで、調理中は、下のような箱を用意して調理で出た野菜くず等をまとめておくと、捨てる際に水分を少ない状態にすることができます。

広告で作った紙箱生ごみ
広告で簡単に作れます。切った野菜くずなどをこの箱に入れると
 余計な水分を含まずにすみます。

水分を含むものはできるだけ乾かします。

  • 野菜くずや皮は小さくカットし、新聞紙の上にのせて乾かしてから捨てます。
  • 水分を吸い取りやすい紙に包んで捨てます。

ティーパックなどはぎゅっと一絞りします。

ティーパックしぼった水分
 このティーパックを絞ると、かなりの水分が・・・。
 水気を絞ったら、乾かして捨てます。ティーパックだけでなく、三角コーナーに入った生ごみも出来るだけ絞るといいですね。

食品ごみ減量アイデアを募集しています!

食品ごみを減量することは、地球環境にもお財布にも優しくいいことづくめです。食品ごみを減らす4つのポイントは次のとおりです。

  1. 計画的な献立を立てる。
  2. 必要なものだけ買い物をする。
  3. 食べる量だけ料理する。
  4. 残さず食べる。

もったいないごみを捨てることは、お金を捨てているようなものです。できることから始めてみませんか?
東温市では、「食品ごみの減量」を目指したく、皆さんからアイデアや取組んでいることを募集しています。
どんな小さなことでも構いませんので、メールやファックス、窓口にて教えて下さい。
募集いただいたものは、ホームページなどで公開し、市民の方にお知らせしていきたいと考えています。
生活する上で必ず出てくる「食品ごみ」について皆さんで考えてみませんか?
皆さんからのアイデアをお待ちしております。

東温市役所環境保全課
Tel:089−964−4415
Fax:089−964−4447
メール:kankyohozen@city.toon.ehime.jp


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