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自動火災報知設備の誤作動が頻繁に発生しています

ページID:0025657 更新日:2024年11月7日更新

自動火災報知設備の誤作動

 全国的にマンション等や事業所で、自動火災報知設備の誤作動が多く発生しています。東温市においても令和6年1月1日から10月31日までに20件の誤作動が発生し消防車が出場しています。

自動火災報知設備とは

 自動火災報知設備は、火災を早期に発見し、火災の発生を建物全体に知らせることで、火災による被害を最小限にするための消防用設備です。
 建物内の天井に設置された「感知器」が火災発生に伴う煙や熱を感知すると、管理人室や共用部等に設置されている「受信機」に火災発生場所を表示するとともに、警報ベル等が鳴動し、建物内に火災の発生を知らせることができます。また、共用部等に設置されている「発信機」のボタンを押すことでも、警報ベルを鳴動させ、建物内に火災の発生を知らせることができます。

誤作動の主な要因について

 自動火災報知設備は、火災以外の要因によって、誤作動することがあります。主な要因は次のとおりです。

◆雨漏り等の水滴が「感知器」の内部に入り、電気回路が不具合を起こす。
◆調理、喫煙等で発生する熱や煙、水蒸気、ホコリ、虫等が「感知器」に入る。
◆季節や天候により「感知器」の設置場所が高温多湿になる。
◆いたずら等で「発信機」のボタンが押される。
◆機器の老朽化

建物の関係者(所有者・管理者・占有者)の方へ

 設備の老朽化や、適切な維持管理がされていないことで、誤作動が発生する可能性が高くなります。
 誤作動が頻繁に発生すると、誰も火災だと思わなくなってしまい、本当に火災が発生したときに、初期消火、通報、避難行動が遅れ、被害が拡大する恐れがあります。
 また、誤作動が続くからという理由で、自動火災報知設備の感知器を取り外したり、受信機の電源を切ってしまうと、消防法令違反となり、そのような状況で火災が発生した場合、罪に問われることがあります。
 以上のことから、自動火災報知設備は定期的に点検を実施するとともに、誤作動の要因をできるだけ排除してください。また、誤作動が発生した場合には速やかに設備の点検及び改修をしてください。
 自動火災報知設備は、火災を早期に発見し、火災による被害を最小限にすることができる重要な設備です。建物利用者の安全のため、適切な維持管理をお願いします。