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市長や議員から提出された議案などを審議して、議会の意思を決定することを議決といいます。これは市議会の仕事の代表的なものです。
議決する事項は、地方自治法第96条に定められており、その主なものは次のとおりです。
(1)条例の制定、改正、廃止をすること
(2)予算を定めること
(3)決算を認定すること
(4)市税の賦課徴収、使用料、手数料などの徴収に関すること
(5)1億5千万円以上の工事や製造の請負契約、2千万円以上の
土地などの売買契約を締結すること
(6)その他、法律や条例などにより市議会の権限とされていること
議長や副議長、選挙管理委員などを選挙で選び、副市長、教育委員会委員、監査委員など、市長が選任する重要な人事を同意するか決定します。
市政が正しく運営されているかどうか、市の仕事の状況を聞いたり、問題点を指摘したりすることも市議会の大切な仕事です。
本会議で一般質問を行って市政をただすことや、委員会で報告を受けたり、質問を行ったりすることで市政をチェックします。
市民の暮らしに関する身近な問題でも、それが国や県などの仕事であるため、市の力だけでは解決できないことがあります。このような場合には、市議会の意思を「意見書」として国会や関係行政庁に提出し、解決を求めていきます。